2020-10-25
⑭数字センスの習得にもコツが必要
数字センスを得ることについては、別のページでお話ししていますが、この手
法も認識スタイルを使えば、人によってかなりやり方が変わります。
見ること、聞くこと、体験すること、読むことを、有効に活用することも必要
ですが、先にお話しした「問題思考・回避型」や「目的志向型」を仕事のコン
テクスト上、どちらが強いかで、学ぶ順序すら変わっていきます。
例として、お金を融資する場合や出資する場合を考えてみます。
問題志向・回避型が強い場合は、この貸したお金が返ってくるのか、返済可能
性の立場で学んだほうが、早いでしょう。
その方の意識は、「返済されるか」に向いています。そのような認識スタイル
ですので、そのスタイルを活用したほうが手っ取り早いです。
一方、いくら稼げるか、配当がいくら貰えるか、などゲットできる金額へ思考
を向けている場合は、「いくら儲かっているか」などの「目的思考型」の意識
で、学んだほうが早いです。
財務の世界でも、「いくら儲かるか」という欲と、「いくら返ってくるか」と
いうリスクのどちらを持っているかで、かなり違うものです。
私は、長年、金融機関の企業研修をさせていただいておりますが、銀行と、証
券会社で、実はかなり違います。まったく別の業種であり、在籍している方の
仕事のコンテクストがかなり違っているという前提で、研修を行っております
。
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