toggle
強みで黒字を継続する
2020-10-25

8.資質に頼る限界①

さて、できる社長の資質を活かす術を話していきます。

できる社長は、基本的に、自らの資質を暴走させません。
これも、実例ですが、ある社長は、非常にクレバーなタイプ。数字には明るい
し、合理的な、ある意味常識では図りきれない発想で、商売を行うタイプで、
それが魅力でした。
が、現実に合うかどうかよりもぶっ飛んだアイディアを重んじる傾向がありま
した。しかし、それが弱点にもなると自覚していたので、現実的なチェックを
、第三者や部下にしてもらっていました。つまり、現実から浮いた戦略になら
ないように、目を配っていたのです。

しかし、ある時点で、めんどくさくなったのでしょうか。部下や第三者の意見
に耳を貸さなくなり、そのアイディアは、世の中では受け入れられないものに
なっていきました。
あまりに優秀なので、あるいはぶっとんだアイディアマンなので、それの足か
せになる他人の意見は邪魔になったのかもしれません。
ですが、その「ぶっとんだアイディア」は、手伝う人、応援してくれる人、社
員の事情を無視して、リリースする事が多くなり、次第に人が離れていきまし
た。

その社長は、「ぶっとんだアイディア」という唯一無比の資質を、コントロー
ルすることをいつしか忘れていたのです。
これなど、資質を活かしきれなかった一つの事例でしょう。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP