２．資質とはなにか？強みとはなにか？

さて、ここで資質とは何か？強みとは何か？考えてみたいと思います。
資質とは、まだ自らの中で眠っている原石です。

それは、ニューロンとシナプスの物語に行き着きます。脳の中のニューロンと
シナプスは、幼児期まで発達しますが、そのうち一部を残し、急速に退化して
いきます。
その残っている一部の有効なニューロンとシナプスのネットワークが、人間の
能力を決定づけます。

能力＝資質です。その資質は、それだけだとまだ、原石に過ぎませんが、磨か
れることで、強みになります。
磨かれる、とは、知識を得て、経験を積むことです。それで、強みに昇華され
ます。

しかし、資質は個人差があります。
資質には弱い資質と強い資質があり、弱い資質を強化しても、その才能発現の
スピードは、非常に遅いものになります。

強みになるのは、習熟が早いものにそのキーがあります。

自分で「この分野は、自分は得意だな」と思うとき、あなたの資質は強みに変
わっている可能性があります。
「この分野は、どうも苦手だな」と思うとき、あなたの資質は非常に弱く、な
かなか強みにならないでしょう。
この移り変わりの早い現実世界で、弱みに時間やお金を投資している暇は無い
でしょう。
ご自身の資質を見つけること、そして、それを強化し、使い方を学ぶこと、こ
れが肝心です。