2020-10-25
4.教科書的な資質だけでいいのか
資質に関する理論を紐解くと、いろいろな資質があります。いろいろあります
が、それ以外には無いのでしょうか。
答えは、yesでありnoでもあります。
強みの資質では見極めきれないような才能というのは多数あります。
野球の才能、テニスの才能、早く走る才能、料理の才能、ギターを引く才能、
ラップをする才能、作曲の才能、歌唱の才能、・・・
つまり、強みは、広く捉える必要があるのです。特殊な才能が他にあったら、
それを活かすために「資質」を生かしていく、と考えればいいのです。
私の勤めていたお店の現場にいた社員の例をお話ししましょう。
彼には、カラー・プレゼンテーションのセンスがありました。なので、あとは
彼の資質を活かす術を考えるだけでした。
彼は、更に良いもの、更に素晴らしいものを突き詰める資質を持っていました
し、アイディアに溢れていました。
ただし、そのために書籍を読んだり、情報を収集することには、興味がなかっ
たようです。
その時、会社側としては、無理やりカラープレゼンテーション・セミナーを受
けてこい、という話もあったようですが、たち消えになりました。
ですが、彼はカラプレの大家として、会社の中で貢献を続けました。
十分にコーチングしてから送り込まないと、学んだり情報収集することに価値
を見いださないので、かえって低調なパフォーマンスをすることになったかも
しれません。
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