2020-10-25
6.強みをどう使いこなすか
強みという武器を手に入れても、それを使わないと宝の持ち腐れです。しかし
、その使い方が分からないのも、世の中の社長の現実でしょう。
また、虚分かりで、資質を誤解している社長も多いというのは、先程お伝えし
たとおりです。
実際に、資質を認識し、そして理解した上で、「使う」ところまでいくのは、
意外と難しいものです。
私は、そのような社長には、コーチングが一番ふさわしいと思います。コーチ
ングというと、コンサルティングと違うのか、うちはコンサルタントなら入れ
ているぞ、と聞かれることも度々あります。
コーチングとコンサルティングの違いは明確です。
コンサルティングは、ある程度の回答をコンサルタントが持っています。です
から、コンサルタントを雇えば、その場で、あるいは後日回答が出ることが多
いのです。効果は、別の問題ですが、即効性はあります。
しかし、コーチングは、社長自体が納得して動きやすくします。日々の雑務の
中で、社長が直面する問題や機会は数多く、いちいちコンサルタントに聞く時
間はありません。
コーチは、クライアントである社長が自分の考えで、あるいは自分の感性・資
質を生かしてその場で動けるように、気づきを与えておきます。
答えを与えるよりは、本人の中で、気づきを与えておき、動きやすくします。
魚のとり方を教えるか、釣った魚を与えるか、の違いだと思っていただければ
いいかと思います。
コンサルタントの答えは、あくまでコンサルタントの答えです。社長に合う答
えが、本当に良い答えです。
その場を知っている社長の資質に響くコーチングを行うことこそ、強みを使い
こなせていると確信しています。
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