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強みで黒字を継続する
2020-10-25

9.粗利益の設計の仕方

さて、粗利益を話すときに、今でも印象的な話があります。
私のつかえていた社長は、「粗利益率は体重のようなもの。放置すると、すぐ変わる」と
言っていました。
体重だと、放置すると増えていきます。それの逆ですね。粗利益率は、放置すると減っていきます。

放置はダメなんです。現在の粗利益率を把握しましょう。

しかし、それだけでも、粗利益率の減少は食い止められても、増えはしません。
増やす手立ては、何個かあります。

私の親戚にお花屋さんがあります。花を売っているのですが、お花は粗利益率が非常に薄
い商売です。
しかし、花だけではなく、種やプランター、腐葉土などを合わせて売れば、粗利益は増え
るのです。
その単品がさらに利益率が高い場合は、お店トータルで、粗利益率が増えるので、御の字です。

既存の商売の粗利益の増加作戦は、何個かあります。
それとは別に、そもそもにビジネスの初期の段階で、粗利益率が高いように考えておくといいかと思います。

粗利益率を高くするには、原価率が低い形にすること。何も仕入先を集約して、原価を低減することだけが打ち手ではありません。
要は、商売の構造上、原価が低くなる以外になりようがない、というビジネス設計をして
おけば、粗利益率は高くなるというものです。
なぜ、財閥系の不動産ビジネスで、柱が何個もあるか、調べていただくと分かると思います。

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